切に思う事は必ず遂ぐるなり
今日、西見寺という禅寺に坐禅を組みに行ってきた。
「禅で生きぬけ」(田里亦無著)という本を読んで(TTで読まされて!?)興味を持ち、現在、経営方針の策定にあたり、頭がウニ状態になっている原因でもある迷いをなんとかする為にも、一度行きたいと思っていたから。
坐禅を組みながら、いろいろと考えてみようと思って行ってみた。
初めてということで、坐禅の作法をまずは教わったが、その時に言われたのが、
「何も考えないでください。でも、何か考えてしまっても追い払おうとしないでください。」
なんじゃ、そりゃ!
いろいろと考えようと思って行ったのに、何も考えてはいけない。
でも、考えてしまっても、それを追い払おうとしてはいけない。
「呼吸に合わせて一つ、二つと数を数えてみてください。すると、それに集中して、他の事を考えなくなるから。」
まぁ、とにかくやってみた。
あっ、ヤバ、考えちゃった!考えちゃいけない、いけない。あっ、そうだ、追い払ってもいけない!
うぅぅん、ひとぉ~つ、ふたぁ~つ・・・・・
なんかやっぱり考えちゃうよね。
それが終わって、今日は掃除の日とかで、掃除して、その後、和尚さんの禅の説法。
「両手で手をたたいたとき、どっちの手が鳴っているか?」
うぅぅん、両方?どっちでもいいけど。
「片方だけだと鳴らない」というのが答えのような、答えになってないような答えを教えてくださった。
まぁ、こんな感じだったわけだが、やっと、今日の気づきを二つ。
一つ目。
座禅中に、いろいろな事が頭に浮かんできた。
これはきっと今の自分が考えている事なのだろう。
そして、何がいろいろと頭に浮かんできたか?
うん、あまり覚えてない!?
なんか、それでいいような気がした。
二つ目。
始めて行くので、昼間に電話を入れてみた。(坐禅は夜7時から9時半まで)
いつでも自由に来ていいとの事。
ただ、ちょっと風邪気味だったので、坐禅するところが寒いかもしれないと思い、風邪気味でも大丈夫か?と聞くと、なんか難しい仏教用語を言われた。
えっ?と聞くと、「やる気があるか無いかだけですよ。」との事。
なるほど!
行きたかったし、今日を逃すと、経営方針策定に間に合わないし、今度いつ行けるかわからないし。
とは、後で考えた事。
すぐさま、「やる気はあるんですよ!」
それで、決めた。「行く!」
そして、先ほどの行く理由付けを考えた。
「切に思う事は必ず遂ぐるなり」
道元禅師の言葉だが、まさにその通り。
行きたいかどうかだけ。もっというと、行くかどうかだけ。
理由はすべて後付かも。
合理化の防衛機制が強い自分の悪い癖。
基本中の基本。
「やるか、やらないか。その時はやる!」
やる理由付け、すなわち合理化は得意中の得意!
合理化しながら、リスク管理もしながら・・・。
余計な事は考えない方がいいのかな!?
二つ目の、電話したときが、今日の一番の気づきでした。
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